やまモン

ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーンのやまモンのレビュー・感想・評価

3.7
【コルトレーンの人物像】

人間としてのコルトレーンに迫っている作品である。

私自身はjazzはあまり聴かないので、詳しいことは良く分からない。

しかし、彼の人となりが浮き彫りになることで、今後、彼の作品をより身近で魅力的なものとして受け入れることが出来るように思われる。

何の分野であれ、革命的な仕事をする人は得てして破天荒な人物であることが多いような気がする。

しかし、コルトレーンに関しては破天荒な革命家というよりは、優れた職人のような印象を受ける。

彼が円満な人格の持ち主であるが故に、その仕事における凄味がより感じられるのかもしれない。