KENZO

NO EXIT/ノー・イグジットのKENZOのレビュー・感想・評価

NO EXIT/ノー・イグジット(2015年製作の映画)
2.4
泥棒に入った家は殺人鬼が住む脱出不能の家だった。

どことなくカミナリのたくみ君に似たアジア系の男が主人公。
アジア系と白人女のカップルは珍しいと思ったらスタッフ陣もアジア系が多いらしい。

タイトル通りに基本線はホラーだが、コメディ要素が確信犯的にしばしば挿まれる。
というか殆どホラーのガワをかぶったコメディ。

人物の言動がチグハグだったり話の展開が雑だったりで途中で見る気が萎んでくるが、コメディと割り切ると意外と見られる。
警察への通報で「私は白人よ!」と叫ぶシーンや、目蓋を閉じても目を開けるシーンは馬鹿馬鹿しくも笑ってしまった。

ストーリーとコメディのバランスの中で、逸脱し過ぎない意識があるように感じられる点は好ましいが、全体的にはスベってます。

犯人側の描写がもう少し掘り下げられていると、冒頭の伏線がもっと活きたような気がする。

女のカンは怖い。
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