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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章のKENZOのレビュー・感想・評価

3.1
公開当時の酷評の嵐に覚悟して見たが意外に悪くない。

原作を一部改変しているが、『カイジ』のように端折り過ぎて台無しになることはなく、ほぼほぼ忠実になぞっている。
前半のアンジェロ戦、後半の虹村形兆戦、共に勝負の付け方とそれに至る伏線の見せ方がイマイチで尻すぼみの感はあるが、VFXの迫力ある映像で補っている。

ショボいコスプレ大会のような公開前のポスタービジュアルが印象的な、ほぼ原作まんまのキャラクター造形も見ているうちに段々慣れてくるから不思議。(承太郎を除く。)
特に小松菜奈の山岸由花子はハマり役でその後のエスカレートした康一との絡みが見られないのが残念。

『るろうに剣心』になれるビジョンもあったのに何故第一章で終わってしまったのか。
4部ならではの日常のコメディー要素を絡めたメリハリを効かせた構成なら違っただろうか。

ダイヤモンドが砕けずに、北村一輝が演じる吉良吉影が見たかったです。
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