KENZO

オリエント急行殺人事件のKENZOのレビュー・感想・評価

オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)
3.3
ポワロの顔が白すぎる。
車窓の雪景色か、あるいは死化粧かと思うくらい不自然に白い。

振る舞いもこわい。
容疑者に対して不遜な尋問をしてはゲラゲラ笑うし、クライマックスの真相を早口で捲し立てる姿はまるでヒトラーのよう。

ドラマ版のデビッド・スーシェとは一味も二味も違う、灰色ではなく漆黒の脳細胞のポワロが味わえる。

ラストの代わる代わる一声かけてアレするシーンは、まるでお焼香のようだなと思いました。
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