このレビューはネタバレを含みます
SNS運営会社からの豪華商品が当たる旅行はとんでもないゲームの罠だった。
参加者の裏の顔が暴かれるのは、似たジャンルの『ソウ』シリーズでもお馴染みだが、ネットの履歴に基づいている点が現代的。
ただその後は同じような展開を繰り返すばかりで、話に動きが見られず退屈する。
ラストについて。
導入部に登場する、まるで女装したかのようなイカついオバちゃんのリムジンドライバーが妙に印象的だったが、最後のシーンで犯人として似た顔のオッサンが現れる。
「やっぱり女装だったのか。真犯人は既に登場していた例のパターンね」と頷いていたところ、すかさずその人物の母親として例のオバちゃんが再登場するのを見て、ハシゴを外されたような、何とも言えない気持ちになりました。
海外の物好きが『インシテミル』を見たときもこんな感情になるのかな。