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(r)adius ラディウスのDDDのネタバレレビュー・内容・結末

(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

元々の設定を知った上で鑑賞。
そうすると、主人公の困惑で「ああ、出てきた」と笑ってしまった。
この設定を知らずに見たら、主人公の困惑も一緒に味わうことができたなぁ、と思うとおしかったかもしれない。
半径15mに入った命は死ぬというのが無効化される女性、というのもなんの前触れもなく現れるのでびっくりするし、それが実は中和剤になっていたという設定も唐突に現れてびっくりした。

なぜ15mなのか、という理由についてはとってつけた感があったが、記憶喪失になっていた二人の記憶が戻るステップにもいちいち伏線的にひっくり返っていくので驚く。
実は主人公が殺人鬼でヒロインの敵だったというところまでいくと、最後は自殺しかないといえばないのだが、記憶を取り戻しても殺人鬼的な鬼畜な人格までは返ってこなかったあたりに救いを感じた。
脚本の妙、面白かった。
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