るる

スパイダーマン:スパイダーバースのるるのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

迷いに迷って2D吹替で。没入感を味わいたくて前のほうで。初見の鑑賞体験として良い選択ができたと思う。次は3Dか4Dで映画館で見たい。

なにこのアート? なにこの映像? なにこの一コマ一コマの画のクオリティ? アニメってこんなことできんの!? 知らなかった! こんなの想像すらしたことがなかった! なにこれ!?

手書きアニメじゃ絶対にできない、デジタル作画に親しんでなきゃ発想すらできないかもしれない、とんでもない…背景画の書き割りのまえで人物が動き演じるという原初的な感覚からは完全に解放されていると思った、新世代のアニメ、映画として動画としてイラストとして完璧にデザインされていて…すごすぎた

なんでわざわざドット柄のレイヤー重ねてあんの!? あのへんトーン貼ってある…モアレをあえて!? 版ズレと網点をあえてやって画面の焦点をコントロールしてんの!? え、で、この状態の絵、動かせるの!? 動くとこうなるの!? あ、あの輪郭の赤と青、立体眼鏡で見る飛び出す絵本を思い出す…

なにこれなにこれなにこれ!? 3Dだとどうなんの、4Dもいいな楽しそう…!!

でも、字幕版も見たいけど、2D吹替だからこそ、普段見慣れている映像作品との違いが際立って、驚きが勝った、こんなに重層的な絵作りを117分持続できるなんて、すごすぎる…

平面的な動きから立体的な動きまで、こんなにも密度の高い画面なのにスッキリとして見やすい、画面のデザインが常に、完璧すぎない? こんなことある? っていう…

映画の脚本やモチーフにじゃなく、単純に映像に驚き、頭ブン殴られた経験なんて、いつぶりだろう。ヘタすると『スターウォーズ』ep1観て、アニメじゃなくて実写でもこういうことができるんだ!? と思ったとき以来じゃないか…20年ぶりの衝撃。エポックだ…こんなことあるんだな…

単純に、これまでの人生の中で、グラフィックアートという美術ジャンルにあんまり触れてこなかっただけかもしれないけど…

ジブリの『かぐや姫の物語』は動く水彩画・毛筆画として面白かったし、『ゴッホ 最後の手紙』は、あの油絵のタッチで全編動くんでしょ? 想像できるし、見るのは後回しでいいや、なんて思ったくらい。アニメ=絵が動く楽しさ、という視点は備わっていると自負してた。

ただ、グラフィックアート、グラフィックデザインを丸ごとそのまま動かす、という発想がなかったからか、圧倒されてしまった。手法と題材が一致してるどころか、アニメ史、アメコミ技法・広告と映画の関係・ストリート文化…いろんな文脈で相乗効果を生じさせてるのも凄い…

ブルックリン在住の黒人少年であるマイルスくんがグラフィティアーティストであることにも意味が乗りすぎていたし、
キングピンの回想が印象派絵画みたいな…モネというより、スーラの点描? クラシカルなタッチで表現されてたのもアクセントになって、対比が効いてて良かった

なんだろうな、見ながら、子供のころ、パソコンでお絵描きした記憶が蘇ったんだよな…
その後、必要にかられてデザインの勉強をちょっとだけして、Adobe Illustratorで図画を作って配置して、印刷会社の紙を吟味したり発色を確かめたり…したことあっただけに、

"絵"として、手法として、知識としては知ってるのに、こんな"映像"は想像したことがなかったことに気付いて、ショックだった。
偏っているし独学とはいえ、カルチャーには触れてきたつもり、もう大抵のものは想像できる、予想できると思い込んでただけに、ショックだった。

エンドロール、パターンブラシ機能でローラースタンプのように表示されるスパイダーマン、パターンスウォッチ機能で無限に広がる壁紙のように表示されるスパイダーマン、あれをそのままアニメ表現にしようと考えるの、すごい、デジタル作画に慣れ親しんでるひとたちの最先端の発想だと思っ…いや、日本のアニメでも、ある、あったけど、ここまでオシャレに…なんだろう、あまりにも、使用されている技術と知識が、高度すぎると思ったのよな…

「動くアメコミ」とは聞いていたけど、予告編を見ても、ここまでだとは思っていなかった、アメコミって、漠然とバットマンなんかをイメージしてたんだけど、そういえば、手書き作画からデジタル作画に移行してからの現在を知らないな、と気付いたりした、反省、原作を買いたい、なぜ物販コーナーに置いてないんだ…

たしかにアメコミって、グラフィックアート(印刷物、ポスター、デジタル)、広告デザインと密接だよな、彫りの深い顔立ちを表現するために陰影の付け方が自然と立体的になって奥行きを意識するし、というか、日本の漫画ってデザインという意味では…当然ジャンルにもよるけど装幀に惹かれることってそんなに…そもそも日本の広告デザインって基本的に情報重視でダサいしな…と気付いたりもした。日常的に触れてるデザインの質が違いすぎる…

アカデミー賞、納得というか、当たり前だと思った、すごいわ。

これを基礎知識、基礎教養として知った上で作られる今後のアートと、知らないままで作られるアート、漫画にしろアニメにしろ映像作品にしろ、全然違うものにならない? それくらいの分岐点じゃない? 大げさか? もっともっと驚異的なヒットを飛ばすべきなんじゃないの、アニメ大国ニッポンなんだろ?…とか思っちゃったわ、これテレビ地上波放送、絶対にしてほしいな…

子供のころ、海外アニメといえばディズニーよりもカートゥーンネットワークの『バッグスバニー』とかワーナーアニメに親しんでたから、スパイダー・ハムことピーター・ポーカーのシルエット、ドタバタスラップスティックコメディ、カートゥーンの趣はマジで懐かしかった。

90年代〜00年代、CLAMP作品に触れてきたおかげで、各作品のユニバース化、という試みは既知だったんだよね、出版社の垣根を超えられるなら、可能であると知っていた。

だから、そう、今作の、並行世界の異なる次元のスパイダーマンが一堂に会する、というコンセプトは馴染み深いもので、説明も端的でわかりやすかったんだよな。

日本のアニメ・漫画はファッションが残念問題は、ずっと言われてるけど、
矢沢あい作品みたいな"オシャレな少女漫画"が実在のファッションブランドやファッション雑誌と組んでアニメ化してたのも覚えてるし、
『タイガー&バニー』の、実在のスポンサー企業のブランドロゴを背負って戦うヒーローたちとか、そうか、そういうこともできるんだな、できるなら、そりゃやるよな、と思ったことも覚えてる、

だから、マイルスくんがナイキのスニーカー履いてたのも、わかる。めちゃくちゃかっこよかったし、あのモデル欲しいって思った、映画にはそういう、広告効果があるし、アニメでもファッションは描ける、知ってたはずなんだよ。

でも、グラフィックアート、印刷物の風合いを模して、広告ポスターの手法を使いながら、こんなに魅力的に表現…できるんだ!? っていう。映画内広告としてぜんぜんあざとくないし鼻につかないし、情報過多で疲れることもない、想像の範疇外だった…

『ジョジョ』とか。『ピンポン』とか。あの名作オシャレ漫画をどのように映像化するのか? という視点も持ってるつもりだった。
漫画の雰囲気そのまま、擬音を表示させたり、画面分割して見せたり、表現としてアリだよねって。わかってた。
映画版『バクマン。』なんかは日本の少年漫画、少年ジャンプそのものを題材にした実写化という意味で、エポックだったと思うし、擬音だとか吹き出しだとかをCGで表示させる手法は面白く見て。
でも、やっぱり見たことある表現、想像の範疇内でしかなかったんだよな。漫画だな、とは思ったけど、タイポグラフィとしてかっこいい、美しい、オシャレだとは思わなかった。

コミックの魅力を生かしながら、アニメ化、映画化にあたって、さらに高次のアートに進化させる、ここまでできる、なんて知らなかった。美に対する教養の厚みが違いすぎる…!と思い知らされた気持ち…

日本のアニメを見ていて、いわゆるアニメ塗りに違和感を持つことはあっても、日本の漫画のカラー原稿ってコピックや水彩のイメージが強いし、じゃあ厚塗りだったらどうなるか、と考えてみる発想はなかった。光の表現や繊細な線が強みとして成立してるならいいんじゃないかと、別の手法を想像することはなかった。
そりゃモノクロの劇画タッチなんか迫力ある表現として面白いけど。知ってるけど。ともすればギャグになったり、諸刃だよなとか。
『モノノ怪』の色使いなんかはそりゃ魅力的だったけど。特徴的だな、とは思っても、効果的だとは感じてなかったんだよな。

各次元ごとに絵柄や色使いが違うというアイディアはともかく、それを効果的に成立させて調和させてる手腕が、すごい…アクションシーンでサブリミナル的に静止画を入れてキメの瞬間をつくったり、なんだあれ…余裕ありすぎでは

スパイディのキャラクターデザインがやっぱり天才的というか、魅力的だよな。ビルからのダイブシーンなど、目まぐるしいアクションシーンなのに、顔、というか、あの特徴的な形の目に焦点が定まる瞬間が作ってあって、それがちゃんとハッとするような印象的な絵として焼き付いてて。

それからあのボディスーツ、あれは機能面重視の結果というより、男の身体の筋肉や女の身体のくびれを強調するためのセクシーなデザインとして今まで見ていて、目のやり場に困ってあんまり好きになれなかったんだけど、マイルスの華奢な身体、頭の形が際立つデザイン、子供らしいシルエットが、アニメキャラクターとしてわかりやすく洗練されたスパイダーマン像になっていて、頭身が低いぶん可愛らしさもアップしてて良かった。

日本の少年漫画、少年ジャンプといえば、『僕のヒーローアカデミア』にはあからさまにアメコミから影響をうけた表現が使われていて、ああついに、ようやく、絵のトレンドが、ドラゴンボール→ONE PIECE全盛期から、次世代に移行したのかな、と思ったものだけど。
テレビバラエティでお笑い芸人が話題に出す小ネタ、ここ10年くらいドラゴンボールかワンピースかジョジョだったけど、最近ちらほら、ジャンプネタだけでなく、マーベル作品ネタも耳にするようになって、もろもろ浸透しつつあるのかなとか。
(芸人もようやく世代交代しつつあるとか、しかし未だに男性タレント優勢でテレビ番組の中でその場の共通のネタとして少女漫画他女性向けコンテンツの話題が上ることは少ないというのはさておき)

LINE漫画とか、スマホで漫画を読むのが当たり前になって、各国語に翻訳されるのが当たり前になっていくとしたら、英語圏市場に合わせて、セリフは横書きで、ページは左開きになる可能性もあるよねとか。韓国では既にそういう動きがあるとか。

日本の漫画が今後、欧米市場を見据えて、アメコミ化していく可能性はあるよねとか。予想はしていた。
『ワンパンマン』の村田雄介なんか、今後また凄いもの作るんじゃないか、という気がするし、海外の原作者と組んで作画担当として海外進出してもおかしくないんじゃないかとか。
ついでに、いまデジタル作画で漫画描いてて人気があって絵に定評あるのに、いまいちアニメ化がうまくいってないひとといえば、藤崎竜がいるよねとか。『銀英伝』を完全アニメ化できたら、見たことない緻密さの、凄い映像になるんじゃないかとか、

想像は膨らむ、膨らんでいた、

でも、そういう、いろんな可能性を踏まえた想像の延長に…こんな作品はなかった。アニメがこんなことになるなんて、こんなふうに進化するなんて、全く想像できていなかった。盲点。

ゲームボーイ→スーパーファミコン→任天堂64→プレステ世代、ファイナルファンタジー世代だから、映画におけるCG映像の進化を語る上で、ゲーム映像の進化との関係を無視できないことは知っているつもり。『Marvel's Spider-Man』のプレイ動画も事前に見ていた、オープンワールドでこれだけ飛び回れるなんてすげえな、と感動したけど…酔ったんだよね。

今作、全く酔わなかった…なにが違うんだろう?

モーションキャプチャーという技術を知ったのは初フル3Dライブアニメという触れ込みの『アップルシード』がきっかけだったと思う、『ロードオブザリング』のゴラムとか。
でも、この技術は今後、写実の方向に進化したとして、どうなるんだ? とずっと懐疑的だった。ロトスコープを使ったアニメ『悪の華』は不評だったよなとか。
『龍が如く』とか、小島秀夫監督とマッツ・ミケルセンの新作ゲームとか。どうしたって違和感があって。

いわゆる不気味の谷問題に挑戦するんじゃなく、キャラクターを動かす方向に進化するのかな?と思っていた、『レディプレイヤー1』『アリータ』が到達点かな、と思ったけど、それでもまだ違和感はあって。その先の景色については、なかなか想像がつかなかった。

でもその答えを見た気がしたんだよね。絵として非の打ち所のないCG映像。必要なのはデザインだったのかと。

今後、このレベルの映像で、『デトロイトビカムヒューマン』みたいなシナリオ分岐量のゲームができると思うと目眩がするし、Netflix『ブラックミラー』みたいにシナリオ選択できるアニメが作られるんだろうと思うと…すごくないか。

モーションキャプチャーがもうあとちょっとだけ進化すれば、今後、観客が俳優を操作して映画やドラマの内容に干渉する体験ができる、そういうゲームもつくられるだろうし…Vtuberも…

と思うと、すごいな、未来しかないなって。これマジで、日本の全クリエイターが見ておくべきやつでは…特に広告関係者…マジですごいよ。


ストーリーも完璧、ちょうどいいサイズだったと思う。

マイルスくんの家庭事情を見ながら、夢には種類があって、人間には個人的な夢の他に、親子三世代かけてようやく叶う夢というのがある、という話を思い出したりした。

父は警官で母は医療関係者、社会的基盤を手に入れた黒人家庭で、きちんと教育を受けてきた子供、進学校に編入して期待されてるけど、いかにもエリート予備軍なクラスメイトに馴染めず、フランクでカジュアルな振る舞いが板についてる黒人少年マイルス、
そして、いかにも"黒人らしい"叔父さんの存在、
「ブルックリンを出て行こうと思ったことはない?」「うちの家族はなにがあっても逃げない」「おまえは家族の誇りだ」という台詞、

アメリカ、NYで暮らす黒人家族の歴史を感じさせた上で、徹頭徹尾、マイルスくんが次世代の希望として描かれていて…胸に来た。

黒人らしさと白人らしさの板挟みになる高校生を描いた『DOPE!』なんかも連想。アカデミー賞、『ブラックパンサー』がダメでも、これがとったならいいよ…安心したよ。黒人キャラクターを主人公にしたアニメとしてもエポックだ。全編を彩るブラックミュージック…最高だった。

中年の危機を迎えたピーター・B・パーカーの描写も、再起のストーリーも良かった。子供への印象が前向きに変わっていく過程、『デッドプール2』っぽさがあって面白かったな。

グウェンはとにかくひたすらかっこよかった、マイルスと友達になって別れるのもよかったし。

ルービックキューブを手に入れたノワールにしろ、みんななにかしら得て帰っていくのに、

ペニー・パーカーだけ、相棒の多脚戦車を失ってしまうの? とは思ったけど…蜘蛛に対して、多脚戦車を持ってくるアイディア、萌えキャラ女子高生風デザインの日系人、『攻殻機動隊』とか『サマーウォーズ』とかも連想できたし、ありがとうって感じ。

ハリポタに出てくるトレローニー先生みたいな、70年代ニューエイジかぶれっぽい博士の正体が、ドクター・オクトパス、というのも効いてたし、蜘蛛に対してタコ、天才だよな…と改めて思ったし。

多次元と蜘蛛の巣、イメージの相性も良いと思ったし。本当に、非の打ち所がないよ。

『バッドマン』の執事アルフレッドみたいなスーパーサポートメンバーとしてのメイおばさんも良かったし。

キングピンは異次元から家族を攫ってきちゃったら、異次元の自分を傷つける羽目にならない? 『ランダム 存在の確率』や『アナザープラネット』みたいな悲劇が起こらない? 大丈夫?と思ったけど、自分本位だから気付いてないんだろうな…いちいちヒーローが言葉で説教しない塩梅、良かったよ。そこが主題じゃない。

ヒーローになる少年の物語としてめちゃくちゃ現代的だったし、良かった、できることなら普通の子供でいたかった、じんわりと沁みた、身に余る力を得てしまった、親愛なる隣人であるヒーローの死を目の当たりにしたうえ、父が毛嫌いするスパイダーマンに、"なってしまった"、家族との関係の変化を恐れて慄く少年の描写、とても良かったと思うし。
大好きな叔父さんの正体に混乱する姿、とても良かったし。グウェンといい、友人の死や犯罪が身近なのも、ニューヨークのリアルなんだろうと思った。
力を獲得して、使い方を学び、責任を知る、
まだ準備ができていない、足りないのは勇気だけ、
ピーターパーカーにしろピーターBパーカーにしろ父さんにしろ叔父さんにしろ…スタン・リーにしろ。
真っ当な大人たちに囲まれている、その上で、信じて、跳ぶんだ、という。メッセージがあまりにも良かった。

これ、マイルスくんの真似してビルの屋上から飛び降りちゃう若者が現れない? 大丈夫? って思っちゃった。僕も跳べるんだ!という気持ちになったもんな…

叔父さんを殺したのはスパイダーマンだと容疑をかけられたときはヒヤッとしたけど、最後にちゃんと誤解がとけたのも安心…お父さんとの会話も良かったし、きちんとこれ一本で完結した物語として良かった。

スタン・リーへの感謝の言葉、「一人じゃないと教えてくれてありがとう」に涙が止まらなかったし。エンドロール後のおまけアニメにも苦笑できたし。

すごかった…すごかった。

近所のTSUTAYAがなくなっちゃったので私の映画ライフはこれで一区切り、と思ってたけど、このタイミングでこれを見られたのは本当に良かった。値上がりしても映画館で見るべき映画については足を運びたいし、心置きなくNetflixに移行しようと思えたし、スタイルの変化を恐れずに生きていけると思えた。アニメ『love,death & robots』は絶対見る…

しかし、なんとか4D体感したいな! このレベルの映像アトラクションが当たり前になるまで、まだもうちょっとかかるでしょ、今のうちに味わい尽くしておきたい…な。


2019.3.20.
『パプリカ』『鉄コン筋クリート』っぽさもあったかも。『スプラトゥーン』なんかも外せない感じ。『ベイマックス』より『帰ってきたベイマックス』かな。『キルラキル』とか。すげえね。
イマドキの若者向け=ネットという安易さを感じさせず、そのうえで、パスワード入力やデスクトップの汚さ、USBのレトロさなんかを茶化しつつ面白がってる感じ、どこまでもスタイリッシュな在り方で良かった。

2019.3.22
劇中歌ずっと聞いてるんだけど、マイルスくんが一番リラックスできるときが好きな音楽を聴いてるときで、そのプレイリストと思うと腑に落ちる、全体的にチルな選曲、センスいい。ついでにサントラ作曲者が『オーシャンズ8』『モリーズゲーム』などを手がけたひとと知って好きなはずだと納得、ダニエル・ペンバートン、覚えた。youtubeで予告編を見てもイマイチ映像的魅力が伝わってこないのでもったいない、大画面で高画質で観てこそなのかな、ディスク買うつもりだけど…とりあえずはやく映画館に行きたい

2019.4.1.
初4DX楽しかったー! 最初こんなに座席が動くの!?と不安になったけど、製作配給会社のオープニングムービーにぐっときてしまったから、もう満足。
冒頭、音楽聴いてるマイルスを映し出すカメラが動くのに合わせて席が傾くあたり、引き込まれて良かった。ピーター・パーカーの死を伝えるニュースに合わせて、席が傾いてぐうっと落ちていきそうになる演出も良かったし、スモークも、爆発に合わせて壁まで光が届く演出も効果的で良かった。楽しみにしていたwhat's up dangerのシーン、もっと風を感じたかった気はするけど、期待通りアガッた。
3Dでレイアーが重なる感じを楽しめたのは貴重だったし、
マイルスくんがヘッドホンで音楽を聴く姿、版権ややこしい問題は知ってるはずなのに、SONYで良かった、と思わされてしまった。良いデザインには全てを駆逐するチカラがあると思ってるから…ヤラれた。

もう一回くらい映画館で、できれば字幕で見たいんだけど、日程的に無理かな…うーむ
るる

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