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未来のミライのhideharuのレビュー・感想・評価

未来のミライ(2018年製作の映画)
2.0
2019.11.6 DVDで鑑賞。
数ヶ月前にイギリスでDVDが発売された時に購入をしようと思ったけれどあまり評判が良くなかったので買わないでいた。良い判断だったと思う。レンタルで充分。

作中ではキャラクターが本名で呼ばれることがない。お父さん、お母さん、主役の幼稚園児もずっとくんちゃんで通していたし。唯一未来だけが本当の名前だったかな。これは何かしら意図があってのことなのだろうか?
脚本を書いた人は幼稚園児は親の名前も言えないと舐めた考えしていたのか?親戚の子供たちはちゃんと幼稚園に上がる頃は両親の名前だけでなく付き合いのある親類の名前だって言えたよ。
そしてこのくんちゃんが喋るセリフが子供っぽく無いところが多々あった。4〜5歳の子供がこんなこと言うかな?と何かしっくりこなかった。
あとくんちゃんの声を担当した人が全然あってなかったのも違和感に拍車をかけた。もう少し幼い声が出せる声優さんとか幾らでもいたでしょうに。

そしてお話が面白いかと言えば何だかよくわからない。「未来のミライ」と言うタイトルになぜしたのか?と疑問に思った。
未来のミライも登場するけれど過去の曾祖父さん、お母さんの子供の頃などなどまるで「クリスマスキャロル」のようにくんちゃんは色々と見せられますがこんな幼児に何を考えさせたいのだろうか?

映像としても過去に細田監督が見せてきたようなものばかりで特に新鮮味はなかったし、彼の作品はどんどん質が落ちて行く。
せめて脚本は他の才能のある人に任せた方が良いのでは無いでしょうか。

あと自分が客観的に見るとあんな両親には育てられたくはないなと思った。
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