みかん

15時17分、パリ行きのみかんのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.8
2015年8月。アムステルダム発パリ行きの高速鉄道車内で起きた無差別テロ事件。勇気を出して犯人を取り押さえ乗客を救ったのは、幼馴染3人組の若者たちだった。主演3人の他多くの事件当事者たちをキャスティングした、実話に基づく伝記ヒューマンドラマ。

テロ事件当日より、3人の生い立ちや友情に重きを置いて、事件当日まで長い前フリのように淡々と描いていく構成。

幼少期、学校の問題児だった3人。

特にアンソニーとスペンサーは教師の勝手な偏見や侮辱を受けていて、その教師に憤りを感じました。

成長して、何者かになりたいけど、何者にもなれない平凡な3人。

悔しいこと、辛いこと、理不尽なこと。

努力は報われないこと、願いは叶わないこと…

理想と現実の間で、打ちひしがれたりくすぶったりする日々を過ごしていたけれど。

平凡な人生を送っていた平凡な人たちの、命がけの勇気ある行動。

努力は無駄にならない。

願いは信じていればきっと叶う。

神様はちゃんと見ている。

そんなことを教えてくれるような作品でした。

旅行先で観光を楽しむシーンは、3人が自然過ぎて旅番組観てる気分になって、私もいつかヨーロッパ旅行して観光スポットやグルメを満喫したいな〜と思ってしまいましたw


★2015年8月、乗客554名を乗せたアムステルダム発パリ行きの高速鉄道車内で、イスラム過激派の男が自動小銃を発砲した、無差別テロ事件「タリス銃乱射事件」。

銃を持った犯人に立ち向かったのは、旅行中の3人の幼馴染同士のアメリカ人青年たち。

大勢の命を救い、一夜にして“英雄”となった彼らは一体何者だったのか、、。
みかん

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