勝手にダイアンキートン・ブームで、ずっと観たかった作品をついに見る事が出来ました^ ^
邦題は『ニューヨーク、眺めの良い部屋売ります』の二番煎じ感満載ですが、それはさておき。
ハムステッドヒースに小屋を建てて自給自足の生活を送るドナルド（ブレンダングリーソン）を、向かいのフラットの一室に住む夫を亡くしたエミリー（ダイアンキートン）は、屋根裏部屋から何気なく双眼鏡をのぞいている時に見つける。
襲われているドナルドを、エミリーが警察に通報して助け、その後二人の交流が始まるが…。
夫の死後、彼の浮気を知って、釈然とせず、なおかつ借金で首が回らない状況であったり、息子はそんなエミリーを横目に仕事で外国に住むことになったり、エミリーはなかなか困難な状況にいます。
でも彼女も自分の人生をどう生きたらよいか今まで長いこと考えあぐねていた感じで、そこにドナルドとの交流があり、自分で自分の人生を踏み出そうと考え始めます。
いくつになっても、やり直せるし、自分が思う道を歩んで、好きな人達と心地よく暮らすことはとても重要だと思いました。
ちょうど今友達がこの近所に住んでいて、去年から今年にかけて2度ほど遊びに行っていたので、『わぁ、ここ知ってる♪』という場所が多くて楽しめました。
もちろん知らなかったとしても、とても美しい緑と建物の景色にきっと癒されると思います✨
『二つ星の料理人』など、ロンドンを舞台にする映画は、画面からアメリカが舞台の映画にはなかなかない、光の透明感のようなものを感じます。
ロンドンの持つ雰囲気なのか、監督の撮り方なのか、その両方かもしれませんが、曇り空の多いロンドンだからこその少し翳った透明感が素敵だなと思います。
そして私はダイアンキートンは若い頃よりも断然、歳を重ねた今の方が雰囲気のある美人だと思います。
彼女のお得意の、マニッシュかつ、ひとさじ女性らしさがプラスされたファッションも素敵✨
