ノッチ

ドラゴンボール超 ブロリーのノッチのレビュー・感想・評価

3.5
悟空と宿敵フリーザが、まさかの共闘を果たした“力の大会“後の平和な地球。

悟空は更なる高みを目指して厳しい修行を続けていた。

そんなある日、惑星ベジータの消滅により絶滅したはずのサイヤ人ブロリーが出現。

それは悟空を、未知なるバトルへと導いていく。

鳥山明の原作によるアニメーションシリーズの記念すべき劇場版第20作。

映画の評価が高くて期待してましたが、期待が大きかったせいか及第点でした。 

ちょっと話があって後はバトルバトルバトル。 

良く言えばシンプルだが、悪く言えば中身が無い。 

確かにバトルは迫力があるんですが、SSGとSSGSSの力の差とか、とにかく力の差がいつの時からか分からない。 

バトルも特に工夫が感じられない。 

ブロリーいつ裸になるんだよと思いながら見ていたが、気がついたら裸になってた。 

とまぁ、長い間ファンをやってると考えさせられる所もありましたが、及第点と言いつつやっぱり面白かったと思います。

『神と神』や『復活のF』より好きです。 

キャラデザも一新されていてみんなカッコ良く、というか「Z」の頃のものに近くなっているのが好印象です。

少しだけだが、悟空の父親のバーダックが出て来たのも良かった。

バーダックは、TVSPの方だと自分の息子を「クソが」などと言っている怖い人だったが、映画の方はえらく優しいのが驚いた。

それでも彼の最後は、アニメ版と変わりなくカッコ良かった。 

というか泣いた。

めっちゃ感動した。

個人的にはバーダックの戦闘シーンもう少し欲しかったかなぁと。

気になった点は…やっぱりブロリーの個性が弱過ぎ。 

『熱戦・烈戦・超激戦』でのブロリーは、Z戦士総掛かりでも全く歯が立たないほど強かったし、悟空相手に「手加減ってなんだぁ?」と言いながらいたぶる様な戦い方をしたり、シャモ星出身の奴隷に「帰れるといいなぁ…」と言った直後に、シャモ星を自ら光弾で破壊したり…と、「圧倒的に強くて外道」という印象が強かったキャラ。

カカロット、カカロットと煩いのも印象的でした。 

それにひきかえ今作のブロリーは、「復讐心によって我を忘れるほど大暴れをする」というだけで個性も弱く、過去作にどうしても見劣りしていたと思います。 

まぁ、「新生ブロリー」の活躍はこれから始まる・・・かもしれません。

あと、ブルマの声が鶴ひろみさんから久川綾さんに変更になったが、全く違和感なく見られたのは良かった。
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