ぬーたん

万引き家族のぬーたんのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
2.8
『そして父になる』と『海街diary』しか観てないが、この監督はというか脚本が苦手だ。とは言えあまりにも高評価で賞を総ナメした今作、一応観るかと軽い気持ちで観た。
結論…やっぱり苦手💦
リリー・フランキーは『そして父になる』と同じように子供とふざけたりはしゃいだりしてる姿が普通過ぎて良かった。
安藤サクラは泣き方など演技が自然。裸も色気が無くていいね。
樹木希林はそこに居るだけで伝わる重み、存在感。
子役たちも上手かった。
と、俳優陣の素晴らしさが作品を大きく押し上げている。
社会の底辺、格差社会の下の方、貧困。
そしてそれ以上に歪んだ家族を描く。
この監督、こういうテーマが得意というか好きなのかな?
万引き家族というタイトルだが、実際は万引き以外のことがあまりにも常識はずれで、万引きなんて霞んでしまう。
虐待家族と万引き家族の底辺対決を見せられて、何を感動するのだろう?
この家族に感情移入するには、私はあまりにも想像力が無さ過ぎた。
不徳の致すところ(笑)
一番のがっかりは、其々のその後、である。
こんな日常にあっさりと?と色々首を傾げたくなるが、ネタバレになるのでそこはともかく、1人1人の気持ちとその後が中途半端だったかな、というスッキリしない終わり方だった。
これほど評価が良いのでファンも多いだろうし、低評価でホント、ごめんなさい。
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