このレビューはネタバレを含みます
アガサ・クリスティ原作。ポワロやミス・マープルなど、シリーズものが多いクリスティには珍しく、これといった名探偵が登場しない作品。
大金持ちが自宅の豪邸で毒殺される。家族は全員クセの強い怪しい連中ばかり(脇役陣は好演)。古式ゆかしいミステリーの雰囲気。クリスティ自身は原作を生涯ベストのひとつに選んでいたらしい。
いちおうチャールズ・ヘイワードという元外交官の私立探偵が主人公なのだが、こいつがボンクラでキャラ立ちしていないので、どうにもストーリーを追うのが億劫。伏線の張りかたもなんかアンフェアなんだよなー。
最後まで観て、あっこれ「◯の悲劇」では...と思ったが、たぶん気のせいでしょうw