2019年、個人的映画ランキングを大きく塗り替えることとなった本作。
大好き。幸せ。ありがとう。
シンプルだがこの感想に尽きる。
レオ様とブラピの共演というだけでも、こんなにわくわくするのに…マーゴットロビー、カートラッセル、アルパチーノ、ダコタファニング、そして…ジュリアバターズ!笑
なんという豪華な俳優たち。惚れ惚れしてしまう。
愛らしいキャラクター、闇のあるキャラクター、完全に魅せられた…!
しかし本編を観て感じた。
この映画の主人公はレオ様でも、ブラピでもなく、ハリウッドなんだと。
1969年の、あの時のハリウッドの、その瞬間だけを切り取って観せてくれたんだと。
そして何より、「やっぱり映画っていいな。」そう思わされた。
本作に必要な予備知識は、シャロンテート殺害事件という実際の事件である。
我々がこの現実を知ることで、初めて映画が完成するのだが、この酷く悲しい現実を、映画の為せる技を総動員させて癒してくれるのだ。
ラストにかけてのタラの惜しみない優しさは、目を背けたくなるほど過激で、しかし可笑しくて、とにかく愛に溢れた時間が流れていく。
何度でも映画館で観たい1作。