LilyElliot

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのLilyElliotのレビュー・感想・評価

4.3
シャロン・テートの事件のことやハリウッドの歴史を知らないから面白さがわからなかったみたいな感想が少なくないが、ほんとに?

レオとブラピという超2大スターの贅沢ないちゃつきや、各々の佇まいを哀愁のノスタルジックハリウッドを背景にロングカットでしつこいくらい垂れ流すセンスにニヤケが止まらなかった。ダイナーにも通じる、その街や国のことを肌で感じたことないけどなぜか懐かしい感じビシビシ伝わってくる系の演出も良かったし、レザボアから十八番のタランティーノの画の保たせ方の上手さよ。実際にだいぶ尺は長いんだけど、病みつきになってくるっていう。

で、ブラピと、ブランディ役でパルム・ドッグっていう名優犬の賞を受賞した彼女のコンビ最高。リックとクリフのコンビを凌ぐかもしれないくらい最高だった。

タランティーノはクリフ役にトム・クルーズも検討していたみたいだけど、結果論的には、メンヘラレオ&闘魂ブラピのコンビが最強だったんじゃないかと(興味本位でレオ&トムも観てみたいが)。

いやー笑ったし、結局サイケデリック暴力も出てくるし、その直後なのにホッコリするし、流石でした。
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