やまぞう

グッバイ、リチャード!のやまぞうのレビュー・感想・評価

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)
3.0
ある日突然、余命180日の宣告を受けた大学教授のリチャード。

瀟洒な家に、美しい妻と娘、幸せな生活を送っているように見えたリチャードだが、
余命宣告のショックが覚めやらぬ中、妻の不倫告白と娘がレズビアンであることをカミングアウト。
まさに四面楚歌状態。
死を目前に開き直ったリチャードは、残された人生を謳歌することを決意するのだが・・・

いわゆる“余命モノ”であるが、悲壮感やお涙頂戴的な演出はほぼ無く、
残りの人生を自由に生きることで、これまでの人生を見つめ直し、本当に大切な事や、
「人が生きる事」の尊さを見いだしてゆく様をユーモラスに描いている。

個人的には、『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『アリス・イン・ワンダーランド』などのファンタジー大作の役どころより、
今作のようなインデペンデント映画で等身大の人物を演じるジョニー・デップの方が好きかな。

生きる事の意味、人生を愛おしむ事について考えさせられる映画でした。
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