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バイスのcanaのレビュー・感想・評価

バイス(2018年製作の映画)
3.7
役作りで体重+約20kgと今回も大変身のクリスチャン・ベール、
なかなかオスカーが獲れないエイミー・アダムス、
スリービルボードのダメダメ警官から今度はブッシュ大統領を演じたサム・ロックウェルの主に3人目当てで鑑賞。

アダム・マッケイ監督作品の『マネー・ショート』が話についていくのが大変だったので若干不安があったけど、今回は大丈夫でした。
むしろおもしろかった!
政治的な話が主なのでもちろん少し難しい部分もあったけど、演出が皮肉っぽくて笑えました笑

序盤から登場するあの人の正体がわかったときは少しゾッとしましたが…

ブッシュ政権下のアメリカで、とくに9.11以降の政治において暗躍した副大統領・チェイニー。
彼にとっては政治も“釣り”も同じくらいのことだったのかな…
あの“中盤のラスト”で終わっていれば、努力と奥さんの協力で財を成した人、くらいだったのかもしれないけど。

個人的にはアカデミー賞作品賞候補だった作品を次々観ていってるだけなんだけど、
結果としてアメリカという国について嫌でも考えさせられています。
それだけ今、アメリカという大きな国で何かを強く感じている人が多いということなんだろうな…


エンドロール開始後すぐ席を立ってしまう人が結構いて、20人くらいラストシーン見逃していたので、これから観る方は映画のタイトル名出るまではご辛抱を!笑



それにしても次の『ワイルド・スピード』が楽しみです。笑
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