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殺人者の記憶法:新しい記憶のryodanのレビュー・感想・評価

1.1
とんだ見当違いの作品。結末だけが変わっている。アイディアとしてはアリなんだろうけど、作品作りの視点から言わせてもらうと違うんじゃない?って感じてしまった。「記憶法」と「新しい記憶」はワンセットで見るはずだから、同じシーンの流用は禁じ手。作品自体の新鮮味は全く無い訳だし、見る理由が分からない。ところどころに違うシーンを増やしたぐらいでは。。。言いたい事は、記憶の違いによっては話が全く違ってくる、という事なのでしょうが、余りにもお粗末というか、バカにされた感はどうしても拭えなかったかな。「イングロリアス・バスターズ」の結末が違うもう一つのバージョンがあるという触れ込みで、その作品を見て、90%同じ内容で結末だけ違ったらタランティーノの資質を疑ってしまうし、そもそも全く同じあの濃すぎる内容を二時間以上見て最後だけ違っても感動などあり得ないし、劇場で見てたらカネ返せと思ってしまう。最近のドラマでもネット配信だけに同じキャストでスピンオフというのがありますが楽屋ネタ過ぎて好きじゃない。一番見せたいものはどこにあるのですかね?
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