Nちゃん

来るのNちゃんのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
3.0
恋人の香奈との結婚式を終え、幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に謎の来訪者が現れ、取り次いだ後輩に「知紗さんの件で」との伝言を残していく。
知紗とは妊娠した香奈が名づけたばかりの娘の名前で、来訪者がその名を知っていたことに、秀樹は戦慄を覚える。
そして来訪者が誰かわからぬまま、取り次いだ後輩が謎の死を遂げる。
それから2年、秀樹の周囲で不可解な出来事が次々と起こり、不安になった秀樹は知人から強い霊感を持つ真琴を紹介してもらう。
得体の知れぬ強大な力を感じた真琴は、迫り来る謎の存在にカタをつけるため、国内一の霊媒師で真琴の姉・琴子をはじめ、全国から猛者たちを次々と召集するが……。


何者かもわからない存在の「来る」がホラーなのではなく、人間が抱える弱さや愛する者を失う怖さ、それらを総称したものが「来る」という存在に引き立てた、という感じ。

霊的な怖さ、ホラーではなく、人間の愚かさがホラーな作品ですね。

幸せそうな家族でも、蓋を開けてみれば欠陥だらけとか幸せそうに偽っているだけみたいな。

それらの気持ちが子供に乗り移り、「来る」という何者かの力をより一層強めてしまったてきな(?)

結局チサは生きているわけだし、チサを殺させようとしなかったのも、人間の情なわけだし、これは続編がありそうですね。

あんなに大げさに霊媒したのに、結局霊媒師が死んでいっただけで、根本的な解決は何もしてないあたり、この映画の意味はって感じ。
意味ありげにタメるのもいいけど、「来る」の解決方法しっかり完結したほうが面白かったんじゃないかのパターン。

これで続編作ったにしても絶対面白くない失敗するパターンだぞ。
Nちゃん

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