シャトニーニ

ヘレディタリー/継承のシャトニーニのレビュー・感想・評価

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
3.6
時代は20XX年!葬式の後ッ、愛は裂け!家族関係は悪の炎に包まれたッ!! 胸にいくつも傷を残す長男、グラハム神拳正統後継者、ピーターッ!(デデデン!)

みんな大好き(!?)アリ・アスター監督の長編デビュー作っすよ!? 

   もう勘弁してくださいよ。。。。と、低めのテンションなのはこの前にミッドサマー見たからですはい。あの奇跡の村から生還したからですよォ!ん!?(見る順序)間違ったかな?

家族にまつわるドロっとしたホラー、ミッドサマーも似たようなテーマでしたがこの家庭、家ひろいのに精神的に密すぎ!ホルガでさえソーシャルディスタンス守ってたのに、心が濃厚接触しまくりじゃん!?ここ本当に必要だったのはユリ○だったんだー!密ですッ!
それでいて家族の会話や食卓が絶望的に飯マズ、誰も、明日を見失っちまって微笑み忘れた顔など見たくはないさッ!

主演のトニ・コレット演ずる母の、家族愛を取り戻せな演技は鳥肌モノ。特に地獄駒な場面、直視できませんでした、どうなってんの。。。。娘のチャーリー、漫画みたいなお顔で可愛いし成長が気になる子役ですね。

視覚効果や音響は「ミッドサマー」と同様、ホラーとしてそこそこ見応えがあり、特に終盤はジェットコースタームービーとして秀逸な仕上がりになってました、コースが外れそうでガッタガタなのにしっかり怖いナニコレ遊園地という意味で。精神世界なのか現実なのか虚構なのか、カットの夢想転生を繰り返すアッス監督の手腕は見事としながら、シュール通りこしてギャグにしか見えぬ怖い場面の数々もエンタメに丁度いい塩加減。二度と見ようとは思わんけどさ!

タイトル回収はわかったところで、屋根裏およびツリーハウスのあれやこれを見せつけた彼らにはこれだけ言いたい。

テメーらの血は、何色だァァァ!(監督のこと含め)


あと世界観繋がってなくともミッドサマーと連動して、いつか両陣営の夢のドリームマッチがみられたら、ちょっと見たいナ!
天空に二つの星アリ、「コッ」VS「フーハッ!」
もう映画つくんないでほしいので、天に滅せよアリ・アスター(あべしっ)