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アンセイン ~狂気の真実~の10000lyfhのレビュー・感想・評価

1.5
患者を仕立て上げ強制入院させる「精神病院ビジネス」の恐怖と、ストーキングの恐怖を組み合わせた、サイコサスペンス。本作を観た理由である  iPhone 撮影の話から。基本、固定していて、パンはあるがティルトはなく、ドリーはあるがクレーンはなく、ズームイン/アウトはない。iPhone が苦手なものはしっかり避け、(真上/真下から含め)極端なカットの切替えや、緻密な構図で映像の緊張感を保っている。映画の感想としては、「なんでこんなん作ったん?」レベルの胸糞で、やや好き寄りの監督だったソダーバーグが一気にどうでもよくなった。ストーキング関連が最悪で、精神的レイプが長々と続き、ラストの PTSD もリアルなのだろうが主人公を突き放し過ぎ。序盤、無自覚のまま、罠にハマったように現実から隔離されていく不条理体験は、まずまずだが既視感が強い。薬物を OD された時の主人公の幻覚を表現する映像、気持ち悪さ的に、初めての質感で、今まで見た中でも最も強烈な部類。劇伴はコンテイジョン系 DAW、作品にはマッチしているが、かなりチープ
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