ぬーたん

家族のはなしのぬーたんのレビュー・感想・評価

家族のはなし(2018年製作の映画)
3.0
鉄拳のパラパラ漫画を基に作った作品。
拓也に岡田将生。邦画はあまり観ないけど、岡田将生なら観ようかな?って。結構好きかな。30歳、娘と同い年だから、こんな息子だったら?と妄想しちゃう♡今回の役はリンゴ農家の一人息子。スポーツやバンドで頭角を現すものの挫折して、すっかりひねくれちゃってる、わがままな自己チュー。いやー、181㎝長身に美しい顔のイケメン!で、こんな憎たらしい役も上手くて。いや本当に憎たらしい。天は何物与えたの?
父は時任三郎。『ふぞろいの林檎たち』が30数年後にリンゴ農家に!62歳。年取ったけど変わらないクシャっとした笑顔。188㎝の長身で将生くんとは親子に見える。
母を財前直見。最近はすっかりお母さん役が多くなってきた、54歳。ちょっと天然っぽい雰囲気が癒される。
幼馴染に成海璃子。27歳、すっかり大人になった。垢抜けない田舎っぽさ純真さは健在でこの役もぴったり。
親子3人の食事、すごい量のおかずに、つい昔みたいに作り過ぎちゃったと、これ有りがちだよね。高校生の頃とかスポーツ系男子は馬並みに食べるから。拓也はムスッとしてるし黙ってるし途中で席を立つし観てて腹が立つ!でも、時任父さんはちゃぶ台をひっくり返したりはしない!それどころか、ニコニコと冗談を言ったりして、財前母さんと楽しそうにメンチに醤油をかけたりしてる。この両親はなんだろう?天然かな?違和感あるなあ。
親の有難みに気が付かない、素直になれない、わがまま息子。何も言わずそっと見守ってくれている両親。ラストはベタな作りで涙を誘う。泣くもんか!と気合を入れても、岡田将生の嗚咽にヤラれる😢しかし、そこから更なる試練が待っている。ダメ押しは鉄拳の漫画だ。そして、泣きながら気が付く。鉄拳の漫画だけで十分じゃん。
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