たなしょ

ウトヤ島、7月22日のたなしょのレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
4.0
この映画は、アンドレア・ベーンツェンさん主演のパニックドラマ映画。

今から10年前の2011年7月22日。この日はノルウェーの方にとって忘れることは出来ない日なのではないでしょうか。私たち日本人にはあまり知られていない事件ですが、ノルウェーのオスロにある政府庁舎に爆弾によるテロ、更にウトヤ島と呼ばれる世界一安全と言われた島での大量銃殺事件。

私はこの事件を作品を見るまで知りませんでしたが相当心にくる事件ですね...
事件の日、ウトヤ島には労働党青年部によるサマーキャンプが行われていました。そのため被害者は閣僚など政治家を目指している未来ある若者たち。その方達がたった一人の力により殺されてしまいました。とても言葉で表せないですよね... 遺族の方の気持ちを考えると許せないですよね...

犯行は72分間ととても長く、本作も事件発生から72分間ワンカットで撮影しているとのこと。そのためその場にいる感覚になり恐怖など様々な状態を主人公と共に味わえると思います。

私があの場にいたらと考えるだけで体が震えてきますが現場にいた方達は更に怖くやるせない気持ちだったでしょう。

この作品はテロという行為に対して考えさせられる作品であり私たちも7月22日を忘れないでいたいものです。
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