どんぎつねさんが指パッチンしたら…マルチバースの扉が開いてしまった…
こちらの世界ではキスマイが彼氏。
あちらの世界ではガリガリガリクソンが彼氏。
そちらの世界では星野源が彼氏。
いくつもの生み出されたパラレルワールドで繰り広げられるラブストーリー。
どんぎつねさんが本当に3000回愛してるのは一体誰なのか…
みたいな話かと思ったら違った。
どうしてこうなった?
君の名はかな?と思ったら君の名はだったし。
バタフライエフェクトとかイニシエーションラブかな、と思ったら全然完成度は届かないし。
夏目漱石のこころをオマージュに、なんて言い出したらおこがましすぎるし。
どうしてこうなった?
監督の前作 聖の青春はとても良かった。丁寧な人物描写で地味ながらも良作の将棋映画だった。
原作は未読ですがきっと素晴らしいのだろう。
キスマイの人の演技もすごく頑張ってたのは伝わるし決して悪くないはず。
染谷将太の演技も相変わらずクセがありすぎたけど楽しめた。
吉岡里帆も問答無用にかわいかった。
宇多田ヒカルの嫉妬されるべき人生なんて最高に良かったのに…
どうしてこうなった?
スコア1以下を付けれないことに初めて気付いた。個人的には0.2くらいだわ…
素晴らしい素材を用意されているはずなのに、くっそみそな作品が出来上がってしまった理由がわからない…
毒にも薬にもならない映画を観てしまった…うーん…
ガリガリガリクソンにしか見えない染谷将太の最後の被り物姿にはさすがに草不可避でしたよ。