これまでも彼女のキャリアにフォーカスしたドキュメンタリーは存在したらしいのですが、今回が初蔵出しとなるホームビデオ映像をたっぷり使用した本作。
いちばんに素顔のホイットニーに肉薄しているのではないでしょうか？
娘と孫を相次いで亡くして生気を失った母シシー…
ドラッグに関する証言を、頑なに拒む元夫:ボビーブラウンなど…
ハッ😳とする場面もありつつ【これまで語られなかったショッキングな秘密をサラッとブチまけます。】
家族・友人と撮影スタッフの信頼関係あってこその濃密なインタビュー。
ケヴィンマクドナルド監督の、題材に対する真摯な姿勢が好印象でしたよ。
まさしく彼にしか作れない映画です。
ダンナとの格差婚パートあたりから自分を見失い、クスリに溺れていく歌姫の姿はとにかく痛ましい😨
体型が完全に崩れ、声も満足に出ない状態でのステージ映像は、もう見てられません…
スターの転落と復活への思いは同時期公開中の『アリー/ スター誕生』とシンクロする部分も多く、併せて観ることもおススメですよ。
人生で、腐っていた時期のほうが長かったのかもしれない彼女。
やるかやらないかは自分で決めたことですから、私からは心からの同情もシンパシーもあったものではありません。
ただですねぇ…
自身に能力があるからって、それに伴い富を得たからって、
【人生を豊かにするのは、自分の周りをどんな人々が囲ってくれるか？が非常に大事】なんだと、大きく感じました。
(最初はこんなこと書くつもりはありませんでしたが)そうなのだとしたらば、最近見た人物では誰に一番似ている境遇なのかと考えたらば…
ブロリーかもしれません…
