このレビューはネタバレを含みます
劇場版「ワンピース」の第６作。
オマツリ島に上陸したルフィ一行、オマツリ男爵と名乗る男が与える試練をクリアするが、仲間の間に亀裂が起こる…。
普段のTVアニメ版、劇場版とはキャラデザインが違うということもあってか一部の人からは不評の本作ですが、観てみるとちゃんとピンの映画として成立しているし、大人の視点から見ても十分楽しめました。
いや、まあ俺としてはこの映画の制作の裏事情…、細田監督の「ハウル事件」を知ってから観ただけに、ストーリーにちりばめられた監督の想い（怨念？ｗ）の様なものも感じたけどねｗ
劇場版というだけの単純なお祭り騒ぎでなく、深い（しかも重い）テーマを描いてきたところは良かった。
後半はかなりダークな雰囲気だけど、思えば原作だって各登場人物が背負っているモノは重いわけで、こういうのもアリかなと思います。
ただ、制作側がターゲットにしている年齢層に本作が向いているかというのはまた別の話。
表層的に観ているだけだとホラーじみた後半は辛いのではないか？
評判のキャラデザインはアニメ版より原作に近い感じでした。
キャラに影を付けない細田演出もそのままだし、実は俺はこっちの方が好みかな。
