矢吹

若おかみは小学生!の矢吹のレビュー・感想・評価

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)
3.8
大傑作 わかおか。
周りの方が絶賛してるのを端々に見かけてきていたので、ついに見ましたが、人に素晴らしいと言いたくなる映画ということはわかる。若女将なめんなよとね。
多分、ポスターとかビジュアルのせいです。
序盤は自分の前の座席の小学生女子がクスクス笑ってる場面が結構多くて。
終盤には泣いてる大人たち。
ファミリー映画としての正解がそこにある気がします。

ずっと疑問に感じてたのは、小学生ってこんなに強いのかということ。
心がどこかで崩れてしまわないかと心配しながらみていたけれど、当の本人はプリンを食べての感想が、春の味がする。ですよ。
そんなこと自分が小学生の時は言えなかったのでね。この子はあんなに辛いことがあったのに本当に大丈夫なのかよって見守り続けて、ついに、その時が来るのかと思いきや。
やっぱりハートがめちゃくちゃ強い。
若女将最強説。
痛みに耐えてよく頑張った感動した。
まあ人の心が死ぬ話なんて他で楽しんでくれって話ですよね。
ここは文部科学省選定作品なんで。

若女将の成長説明会。
成長が伝わりすぎてね、物語というかもはや説明。それは嘘ですけどね。素直に感動できるということです。
とにかくめちゃくちゃいい映画ですよ。
フルーティーで爽やかな酸味があって健康にもいい。
バルサミコ酢のような映画ですね。春の味がしました。

演出的に子供向けのアニメーションとして振り切った部分が多くて、そういうのはそういうので久しぶりで、なんなら新鮮に楽しめたし、みながらふつうに笑っちゃったな。

グローリーの別れ話。
矢吹

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