チョコプラがやりそうなコントを最高の布陣でお届けした郷土愛映画。「悪意」とかそんな概念すら越えた設定はもはや清々しいし、演者がシリアス路線のオーバー演技をこれでもかと繰り出すからもう笑わずにいられない。
二階堂ふみが何故か男子生徒でGACKTとの年齢差が全く考慮されてないし、東京に行くための通行手形って何だよ？笑ととにかく序盤から飛躍し過ぎた世界観とその中に挟み込まれる地名ディスりの嵐が堪らない。極端にまでデフォルメされた埼玉、茨城、群馬の光景。特に群馬に至ってはもはやジュラ紀でふざけるにもほどがある笑。
トーキョーテイスティング、踏み絵、常磐線の車内、出身地対決と本編に散らされたギミックの破壊力たるや。それを支える二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介ほか出演陣の演技。GACKTさんお願いします、そんな台詞を真顔で言うのはやめてください笑。あとブラザートム、麻生久美子、島崎遥香の親子トークが要所要所で効いてくるのがヤバい。
バカバカしいけど最後はほっこりする感じになるのがまた良い。ちなみに、横浜出身で現在池袋在住の自分は恐らく他の人よりも沢山笑えた様な気がする。
