さとし

翔んで埼玉のさとしのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
3.7
これは普通に参考になりましたが、思ったより笑えなかったです。面白くなかったわけではないんですが、某地方人としてはちょっと置き去りにされた感じです。何処とは言いませんが、援軍扱いにされた上に茨城に入ってから”今更驚かない”と言われてしまいました。😀 それはともかくエンドロールは知らないところだらけで勉強になりました。でも笑えなかったです。

暑い夏のある日、埼玉県の熊谷市に住む「菅原家」。娘の愛海の結納のため、父の運転する自家用車で都内に向かっていると カーラジオで都市伝説を題材にしたラジオドラマが始まった。それは「埼玉解放の伝説の人物・麻実麗」の物語だった。199X年、東京では埼玉への迫害が続いていた。埼玉県人は通行手形なしでは都内に入ることもできず、過度に虐げられた生活を余儀なくされていた。そんな東京にある代々都知事を生み出してきた超名門校・白鵬堂学院に、海外から麻実麗という美少年が転校してきた。

主演の二階堂さんはあまり観たことがなくて参考にならないかもしれませんが、「何者」とかしか観たことがなかったので正直どうなんだろうなと思いましたが、良かったです。強くてかっこいい部分とそうでない部分とが使い分けてあって魅力的な役を作っています。一方のGACKTさんはこういう役合いますね。あまり嫌味のない感じでした。こういうコメデイも演じるのは普段音楽プロデューサーをしてる彼にが難しいのかもしれませんが、いい味出していました。ちなみに匂いを嗅ぎ分けなければならないシーンのBGMはいつも
お正月に見てるあの番組と同じです。あれだけは笑い転げそうになりました。面白かったです。その他伊勢谷さん、京本さん、中尾さんそして、竹中さんも出演しています。

監督は「テルマエ ロマエ」シリーズや「今夜、ロマンス劇場で」の武内さん。脚本は数々の名ドラマを手がけた徳永さん、音楽はFACE to FAKE、撮影は「ヒミズ」を手がけた谷川さんそして、主題歌ははなわさんの「埼玉のうた」です。

好きなシーンは匂いを嗅ぎ分けるシーン、草加せんべいを踏めないシーンまあそのくらいです。ただし、群馬の扱いがやや心配です。あと続編は甲信越も入れて欲しいです。

いずれにせよ、面白かったですし勉強にもなりました。でも、思ったより笑えなかったです。
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