PANDADA

翔んで埼玉のPANDADAのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
4.0
原作は魔夜峰央の未完の漫画。

熊谷市から結納に向かう菅原一家。
道中、ラジオから聞こえたのは、埼玉解放の英雄、麻実麗の伝説であった、、、という感じのお話。

これ、よくできてますよね。
脚本が素晴らしい。

原作は1982~1983年までの連載で、かつ未完のままに終わっているのに、見事に話を紡いでいます。

現代パートと伝説パートに分けた構成や、原作を綺麗に下敷きにしつつも、そこから大胆に繰り広げられる展開はパーフェクト。文句のつけようがありません。

というか、原作が未完な分、原作よりも面白いですよね。

キャスティングも見事。
現代パート、伝説パート共にやはり完璧。主演の2人ももちろん見事ですが、個人的には現代パートのブラザー・トムと麻生久美子が最高でした(笑)。
良く観ると、武田久美子、小沢真珠とかがチロっと出てるし、間宮祥太朗や竹中直人を贅沢な使い方してたり(笑)。

BGMも何気に良いですよね。
挿入歌がさいたまんぞうだったりはもちろん素晴らしいのですが、作り込まれたBGMがそれぞれのシーンにがっちりとハマってます。

こういう作品、大好きです(笑)。
PANDADA

PANDADA