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COLD WAR あの歌、2つの心のKOUSAKAのレビュー・感想・評価

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)
4.5
先日、幸運にも『イーダ』をスクリーンで観ることが出来て、このパヴェウ・パヴリコフスキ監督の最新作は本当に楽しみにしていました☺️

期待通りの素晴らしい作品で、『イーダ』はかなり抑制的な作品でしたが、この『COLD WAR あの歌、2つの心』はホンマに情熱的やったな〜。『イーダ』でも主演だったヨアンナ・クーリクや、不良叔母さん役を熱演していたアガタ・クレシャなどが前作から続けて登場するので、なおさら比較してしまいます😎

民族音楽のプリミティブな魅力がもともと好きなので、音楽もすごく良かったです。時間の流れを示すやくわりとして、その時代時代の代表的な音楽が演奏される訳ですが、まるでその場にいるかのように疑似体験しながら時系列に沿ってその音楽たちを聴いていくと、やっぱりロックンロールの登場のシーンでは、血湧き肉躍るような興奮を本当に感じました🤩やっぱり凄いわ、ロックンロール‼️

とにかくヴィクトルとズーラの二人が、どんな障害があろうと魅かれあい、愛し合おうとする「強さ」がこの映画の肝だと思いますが、亡命中だろうが、恋人がいようが、違う相手と結婚していようが、子供がいようが、逮捕されて刑に服していようが、ぜんぜん関係なし‼️🤣一目会えば、何度でも恋に落ちる。っていうか、もうただひたすら運命のようにずっと恋に落ち続けている。いや~情熱的です😍

今作で何度となく歌われる、まさにキーとなる曲「Dwa Serduszka」を、パリでズーラがジャズアレンジで歌うシーンが個人的ハイライトで、最もドキッとさせられたし、「あ~!!ズーラがとうとうこっち(西側)に来た~!!」と、一番アガりました。めちゃくちゃ格好良いシーンだと思います👍👍
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