nisui

ブラック・クランズマンのnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

黒人警察官がKKKの新聞広告を見て電話したとにきうっかり本名を名乗ってしまったのでユダヤ人の警察官になりすましてもらって潜入捜査する話。
直接嫌悪を向けられるのもたまらないけど、当事者と知らずに向けられる嫌悪のほうがキツイ。当事者だと明かすことができなければ言い返すこともできないし。差別というほどでもない偏見をさして悪意もなく軽口のように投げられるのも嫌。
黒人を虐げる映画に盛り上がる白人も黒人が虐げられた事件の講話に怒りを燃やす黒人も「力」を叫ぶ姿に根っこは同じに思えた。
KKKの一番ヤバイ奴は文字通り自爆したし幹部にもひと泡ふかせてスッキリ終わったかと思いきや、エピローグで黒人差別問題は根強いという現実を突き付けられて気が滅入る。
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