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バハールの涙のmiyuのレビュー・感想・評価

バハールの涙(2018年製作の映画)
4.3
昨年から、『ラジオ コバニ』や『ラッカは静かに虐殺されてる』を見て、ISの非道さに目を覆いたくなる様なフィルムを見てきましたが…
本作は、ドキュメンタリーじゃない分、ストーリーがあり…それでも、昨年見たドキュメンタリーを思い出してしまい、耐え難い苦しい気持ちになりました。。。

昨年の初めには、タリバンから逃げて、アフガニスタンからイランに住む『ソニータ』と言うドキュメンタリーを見ましたが、若い女性が人身売買の様な結婚を強いられる話で…
それをラップにして彼女は歌うんですが…
そのラップに涙が出てたまらなかったんです💧💧💧

本作…
バハールは、ISに捕まり、性奴隷にされてしまうんです…
7000人余りが、性奴隷にされ、半数が
逃亡した…ってラストに書いてあったように思うんですが…本当に酷い💧

バハールを演じているゴルシテフ ファラ二は、美しいです。。。
たぶん、『パターソン』のイメージが強いかと思いますが…
ワタシは、『彼女が消えた浜辺』以来、美しさに魅了されてました!!

でも、このバハールは、かなり 強い女性です。。。
女性の戦闘チームを作るんです!
しかも、彼女は、優しさにも溢れている!
チームのメンバーが寝ていて、起こす時も、愛を感じます。。。

この映画の中の女性達は、なによりも
子供を愛してます。
話を伝え様とする記者も
バハールと共に闘う女性も
子供の為に、戦火の中に飛び込んでいきます。。。

イスラム原理主義は、女性に殺害されたら天国へ行けないとか…
女性を凄く、見下しているんですょ!
単なる性のはけ口にして…

この世の中…
ワタシらの知らないところで、あまりにも惨くて、言葉に出来ない様な事がいっぱいあります。。。

知らないより、知る事は、大事な気がしました!!!

痛いですが…
痛みを忘れたくないです…

そんな気持ちになる映画です🎬
miyu

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