DelayMan

ドッグマンのDelayManのレビュー・感想・評価

ドッグマン(2018年製作の映画)
3.5
犬のトリミングサロンを営む心優しき気弱な主人公
街の人々からも嫌われ、暴力で主人公を絶対的に支配する友人
様々な犯罪行為を強要させられ、ある事件をきっかけに街の人々との関係も悪くなり主人公が意外な行動を取っていく

人間の心の奥底の部分を抉ってくるような作品
なんとなく話が予測できてしまう部分があったが、話が進むにつれてこういう結末になってほしくないと思う方向に向かっていく容赦のない展開

犬や娘を人一倍愛する優しい主人公だからこそ説得力のある、主演マルチェオホンテの素晴らしい演技と表情だった
終始漂うダークな作風が好みだった
ラストがバッドエンドなのかそれとも主人公にとってのハッピーエンドなのか
現代社会のいじめやパワハラの構図に切り込むような社会的な作品にも思えた
DelayMan

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