このレビューはネタバレを含みます
主人公の女性は不倫相手とその仲間に殺されそうになる。
というか、ほぼ殺される。
何十メートルもある崖から突き落とされ、下に生えてる木の枝に串刺しになるのだ。
これがラスボスなら、ここでエンドロールが流れてきても全然おかしくない。
誰が見ても完全に死んでいる。
だが、この姉ちゃんは死んではいなかったのだ。
自分を串刺しにしてる枝を折って自由になったが、お腹から枝が突き出たまま逃走を始めることになる。
お腹と背中に大穴が空いてるのだから、血がボタボタ落ちるのは仕方がない。
その血の跡を辿って、3人の男達が主人公を追い詰めていく。
ちゃんとした病院で手術のためにお腹に穴を開けられても、2~3日は寝返りも打てないというのに、この主人公は全く痛そうなそぶりがない。
洞穴に隠れて、お腹に刺さった枝を抜くときも、何か乾燥した葉っぱの様なものをくちゃくちゃ噛んで意識を飛ばしていたので全然痛みを感じている様子はなかった。
その後、あんな大きな傷も表面を焼いたら元通り!って凄い。
ただ、背中の傷については触れないでほしいみたいだ。
それに比べて、追手のおっさんの足にガラス片が刺さったのを抜くシーンはメチャクチャ痛そう。
足の裏にぱっくり開いた傷を広げて、そこに指を突っ込んでガラス片を抜こうとするのだが、かなり奥に刺さっていて、しかも滑るため、何度も指を入れてほじくらないといけない。
ここが一番痛そうだったかもしれない。
この作品に突っ込むのは野暮だとは思ったが、これくらいはいいでしょう。
面白かったです。