さりさり

体操しようよのさりさりのレビュー・感想・評価

体操しようよ(2018年製作の映画)
3.1
小学生の頃、犬を飼っていました。
雑種でしたが、とても綺麗なスマートな犬で、名前を「ジョン」と付けました。
ジョンはとてもハンサムで、顔が草刈正雄さんに似ていました。
なので時々私はジョンのことを「マサオ」と呼び、当時人気絶頂だった草刈さんがテレビに映るたび「お母さん! ジョンが出てるよ!」と台所に走ったものです。笑

そんなわけで「イケオジ鑑賞会」今回は草刈正雄さん。

草刈さんといえばオシャレでダンディな超イケメンというイメージだったので、どれだけ目がハートになるのか楽しみにして観たんだけど、あれれ~、これは一体どうしたことでしょう?
イケメンの影が薄い~。
妻を亡くし、職場を定年退職し、何もやる気が起こらず家で飲んだくれ、娘にも疎まれ、冷たくされ、意気消沈…。
え~~、あのナイスガイなイメージはどこへ?!?
ってガッカリして哀しくなりました。泣

だが、しかし!
一人の女性と出会い、突如目覚めたラジオ体操!
無精髭を剃り、爽やかイケオジに変身して、意気揚々と毎朝ラジオ体操に出掛けるのです!
やっぱ女の力はすごい! 笑
世の中、結局男と女なのです。
でもそれでいいんです。
それが毎日の活力になるのなら、皆さん、どんどん恋をしようではありませんか!!!

ほのぼのとしたホームドラマです。
相手役の和久井映見さんがとっても素敵。
他の脇役の役者さん達も味がありました。
ただ、木村文乃さんが演じた娘役が、父親に冷た過ぎて、観ていてかなり不愉快でした。
常につっけんどんで気が強く、父親のことを「この人」なんて言っちゃう。
喧嘩した時「あなたが死ねば良かった」なんて子供じみたぶっ飛び発言しちゃうし。
小学生かよ。
言っていいことと悪いことってありますよね。
さすがにあれは許せません。

あぁ、ジョン、可哀想~。泣
あ、ジョンじゃなかった、マサオでした。笑
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