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ペット・セメタリーのhideharuのレビュー・感想・評価

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)
2.0
2019.4.11 フラムにて鑑賞。
原作の文庫本はオリジナル映画版を見た後に購入しました。上下巻の長編で上巻を読んだらオリジナル映画版とほぼ同じ展開なので下巻は読みませんでした。

数年前の企画ではテレビのミニシリーズとして製作されるとニュスが流れましたが多分「It」か大ヒットして二匹目のドジョウを狙って映画として製作したのでは、と思います。

しかし脚本家がリメイク版「サスペリア」、監督の2人もロクな映画を撮ってないので不安しかないものの30年前のやはり4月にオリジナル版を見て懐かしく、そして多少は楽しみにして劇場に足を運びました。

もうガッカリ。

パスコーが今時のハリウッドらしく白人から黒人に変えられています。しかしほとんど役に立ってなかった。
ほぼ同じ上映時間ながら割愛されているところが多い、だからと言ってドラマに深みを与えるようなこともなくただダラダラと物語が展開。
もちろん原作と同じである必要もないし、オリジナル映画版とは違うことをしたいと思うのも理解できます。後半は驚くほど違います。もう別の映画です。クライマックスからエンディングにかけても、もうどうしちゃったの?って感じ。怖くもないし、悲しくもない。そう!この映画は子供を亡くすっていう悲しみをしっかり描かなきゃならないのに、その辺がアッサリし過ぎているのが失敗の原因だと思います。

登場する猫は原作と同じになったとかインタビューで見ましてがそんなのどうでも良いわ。
そして唯一、自分がオリジナル版で好きになれないのが安っぽいエンディングの曲、それだけは何故か今回も一緒、もちろんアレンジはしてありますが。
本当に最悪。ただオリジナル版が好きなので高めのスコアにしました。本当なら1.0でもいいくらい。

♫僕はペットセマタリーに埋葬されたくない〜よ♫
そりゃそうだろ。
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