わたがし

ワイルド・スピード/スーパーコンボのわたがしのレビュー・感想・評価

5.0
in IMAX
 最近全然映画観れてない中でのひっさびさの映画鑑賞で、チョイスがこれで、しかもIMAX!!何故か公開直前になって(権利元の要請?とかで)IMAX3D上映が中止になって2D上映になったのがモヤる。観てる最中も「3Dで観たかったなあ」って何回も何回も。満足いくクオリティまで仕上げれなかったからなしにしたのかなあ。エンドクレジットの3Dコンバートスタッフ名の羅列に悲しくなる。
 やっぱりハリウッド映画は最高ですね、という気持ちの2時間だった。今まさに自分の映画の撮影真っ最中なので、このワンショット撮るのにどれだけ手間暇かけたのだろう、とか想像すると泣けてくる。どれだけの人間が汗水垂らして、どれだけの人間が情熱を捧げ、何を得て何を失ったのだろう。そんなことをずっと考えてた。車と筋肉を眺めながら。
 まず、部屋の中での肉弾戦において、画面の色味が一辺倒だと物足りないから窓の外から延々とピンク!!白!!青!!ピンク!!白!!青!!の順番で照明をルーティーンで焚き続けているのがすごい印象に残った。ああいうのを芸術と呼ぶ。映画って泥臭くて最高。
 話の筋とかテーマで「やっぱテクノロジーよりアナログなんすよ!!」みたいなことを言ってる割にはハイテク敵の描写でトランスフォーマーもどきみたいなことを何回もしてるのが矛盾してて面白かった。そのテーマやる過程で必要な描写ではあるんだけど、やりすぎてて普通にテクノロジー最高映画みたいになってるという。
 クライマックスあたりからの「原住民とかマジリスペクトっすよ!!」みたいなファッション敬意、謎タイミングでグダグダテーマの本質的なことを語り始める感じ、全部が全部「アメリカ映画」って感じがして、1本の映画としてどうかと思わんでもないけど、今の自分の精神状態にはとても良い薬だった。ハリウッドブロックバスタームービーは我が家です。
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