「男性のみなさんお願いです。私たちを踏みつけているその足をどけて」。
約200年の時を経て、ギンズバーグがサラ・グリムケの言葉を蘇らせたプロローグに、これは間違いなく面白そう…の期待感でゾクゾクした😆。
また実際、本作はバカ高いその辺りの講演会なんかより何十倍もの示唆に富み、心に響き、学べ、励まされることたっぷりな内容だった。
◎ 怒りは無駄。その時点で相手は聞く耳を失うので負けも同然。
◎ 同僚には敬意を持って接すること。そうすれば物事もスムーズに働く。
ルース先生の金言の数々を前に懺悔し、日頃の浅はかな行動を恥じました⤵︎
急いてはコトを仕損じるを肝に命じ、感情に流されず、確実に一つずつ、詰め将棋のように駒を進め、しかし踏み出すポイントは逃さず、満を持して王手を打つ。
持ち合わせるべきは冷静さと忍耐、的確な判断とその行動。最終目的のためへの揺るがない信念とその準備&戦略。
大変勉強になります…。
それにしても、名門コーネル大学で学んだギンズバーグ女史が、周囲に本校女学生であることを隠し、しかし「やっぱり女は…」の謗りを受けぬよう、肩に力をバキバキに入れながら勉学に励んでいたことと、それが最近話題になった東大入学式の上野先生の祝辞内容に重なり、60年以上の月日が未だ埋められていない現実を改めて実感。油断ならない本質的な根深さを再認識しました😓
追記）この週末、アラバマ州知事はレイプや近親相姦を含む人工妊娠中絶を全面禁止する州法を成立させました。トランプ大統領は就任してから保守派の最高裁判事2名を任命しているので、現状9名の構成は保守派優勢に傾いています。中絶反対派はこの機会に全ての人工中絶を全米で違法にする最高裁判決を求めていくとのこと😨
ギンズバーグの肩の荷が下りるのはいつの事になるのでしょう…😞。
