ダイアー教授

マイル22のダイアー教授のレビュー・感想・評価

マイル22(2018年製作の映画)
1.9
題:中途半端な映画
製作:2018年、アメリカ
監督:ピーター・バーグ
CAST:マーク・ウォルバーグ、イコ・ウワイス、ジョン・マルコビッチ

マーク・ウォルバーグ主演。
ムキムキのマークがハイテンションで、大声で、Fワード連発で、
銃撃とカーアクション満載で、マルコビッチも出ているで…
どこかマイケル・ベイ作品を思わせる。

防犯カメラ、監視衛星、ドローンの映像等、様々な“視点”が登場する。
どこか『アイ・イン・ザ・スカイ』を思わせる

しかしベイ作品のような突き抜けたバカバカしさもなく、『アイ・イン・ザ・スカイ』のような緊迫感もない。

イコ・ウワイスが出ているが『ザ・レイド』のような迫力ある格闘シーケンスはない。
アメリカとロシアが出てくるが、物語の舞台をインドカーって架空の国にしたことで、リアリティも感じない。

脚本の段階で、主役がマーク・ウォルバーグでイメージしていたらしい。
マークはいい役者だが彼を起用することは、
リアリティラインを下げて架空の、つまりフィクションの世界寄りにすることだと思う。

しかし、それがネラいであれば、格闘や銃撃のアクション満載にしたり、暴力描写やグロ描写をテンコ盛りにしたり、エグいエロ描写を入れたりと、見せ場を作るべきであるが本作はそれもない。

良かった点を挙げるとすれば、集合住宅の戦闘シーンで放送設備をハッキングして工作員に支持を出すのは面白かった。