ぬーたん

孤狼の血 LEVEL2のぬーたんのレビュー・感想・評価

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)
3.7
1を観て続けてLEVEL2へ!ようやく亮平さんを!10年前位から割と好きだったけど、朝ドラや西郷どん、変態仮面、俺物語、と太ったり戻ったり眉毛太くしたり、変態になったり、筋肉隆々になったりと、肉体改造も役作りも半端ねえ!まるでデニーロじゃん。役はだいたいが穏やかで優しくて素朴で、というのが多くて、そのイメージで来た。私の好きな宮沢賢治役もかなり良かった。でも一番気に入ってるのは世界遺産を案内するドキュメンタリーで、亮ちゃんの穏やかで優しい人柄が溢れていて、好きで繰り返し観てる。それが今作では極悪非道の、ヤクザ。しかもサイコパスかーい!眉毛ない、髪はパンチ、残忍。そのギャップに最後まで馴染めなかったが、それは別として客観的に観て大した演技だった。
主演は1から続投の日岡役の桃李君。良い感じでヤクザ界に馴染んでいるが、やっぱりガミさんの後はキツイよなあ。3年しか経ってないし。彼の人生はガミさんで変わっちゃったね。そんな彼の相棒役は中村梅雀。ちょ、どんだけ歳離れてるんだい。ジジイじゃん。定年間近っていう人がマル暴に?奥さん役に宮崎美子。お人好しお母さんキャラ。
2でも豪華メンバーが。村上虹郎君。チンタ役。悲しい。雨のシーンが大変だったと授賞式で言ってた。賞を獲るだけある迫真の演技。
宇梶さんは元暴走族リーダーだけあってドスが効いてる。アイヌの血が入っててウポポイにも写真がある。今札幌に来ている(アイヌの映画の宣伝だそうだ)笑顔とエクボが可愛い、好きな俳優。
音尾さんはパールなし指なしになったが続投。スケベな役ところは変わらず。監督とは旭川で同郷。
斎藤工はチンピラ役が案外似合ってた。色気ある。声がええ。
1より出番がずっと多くなった獅童。ウザい役だけど結構キーマン。
クラブのママ役が地味だと思ったら、原作者だった。
続投の滝藤は相変わらず上手い。ラスト有り得んけど。吉田鋼太郎、寺島進、かたせ梨乃辺りはヤクザものはもちピッタリ。
西野七瀬、良いねえ。スナックのママに居そうな感じ。ラストは?梅~!
内容は1に比べ、とっ散らかってるし、漫画っぽいリアリティない雑な感じの展開が目立つ。1がガミさんを描いていたのに対し、2では完全に亮ちゃん演じる上林の異常な暴走を軸に描いており、ヤクザというよりはサイコパスの映画。誰も止められん、この男を。現実には誰も止められん、プーチンを。嘘みたいだが、暴走は案外止めることは出来ないんだ。ぶつかって車も人間も壊れるまで。ということで、2では桃李君を完全に食って食って食い荒らして鈴木亮平が主役化してる。警察の無能さは一体どうなってるの?という疑問は最後で少しは回収されるものの、どこか納得いかない。というかもう最初から釈放されること自体がどうなのさ?あと桃李君が痛めつけられ過ぎ。殴る、蹴る、もうボッコボコ。死んでまうわ。やり過ぎ。
1では洒落てたラストも今回は蛇足っぽさも感じて、オオカミに拘り過ぎかな?とも。まあそれを全部差っ引いても、かなり面白かったけどね。
※おやつはルタオのチョコチーズケーキ。これもホワイトデーで今日貰った。美味しい。
※夕飯はオムライス。今日はシーフードを入れたホワイトソースをかけてみた。小樽で食べたお店の再現だったけど、ケチャップの方が良いとさ!グリーンサラダ、コンソメスープ。
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