KOUSAKA

真実のKOUSAKAのレビュー・感想・評価

真実(2019年製作の映画)
4.2
公開初日、21:05スタートのレイトショーに駆けつけました‼️

いや、そりゃ確かに台風19号も近づいてきてるけど・・確かにアポロシネマはそんなメジャーな劇場じゃないけど・・でも、あの是枝監督最新作の公開初日でしかもハナ金(古い😆)やのに、観客が少なすぎてビックリ😱4人しかおらんかったぞ~‼️許さん‼️

たぶん日仏合作ということで躊躇してる人も多いんかもしれへんけど、『万引き家族』を含む過去の作品とは全然違う魅力に溢れてるし、そんな中で、やはり是枝監督にしか出来ない「是枝マジック」は本作でも全開で、まるで上質なミルフィーユのような重層的で丁寧な演出が本当に素晴らしいので、きっと口コミでどんどん広がっていくと期待しています‼️

いや~とにかくカトリーヌ・ドヌーヴ演じるファビエンヌの毒舌連発ぶりが最高😆さらに、ちょっと拗ねてみたりおどけてみたりもするので、すごくコミカルで笑えるしキュートですらある☺️何だかんだ言ってもさすが大女優‼️魅力全開‼️やっぱりこの作品は「カトリーヌ・ドヌーヴの映画」なんだな~と思わせてくれます🤔

ジュリエット・ビノシュ演じるリュミールとの母娘バトルは、血のつながった親子だからこその「愛憎」に溢れていて一見重たく見えそうですが、実はそんな彼女のコミカルさのおかげで絶妙なバランスでドライブしていきます。この独特のバランス感こそ、演出している是枝監督の真骨頂やな~と最後の最後まで感心させられっぱなしでした🤔

あとこの作品におけるイーサン・ホークの「受け」の演技も神がかっていて、カトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュのバトルにもしホントに挟まれてしまったら、誰もがみんなこう振る舞うしかないと思わせる説得力がハンパじゃなかったです😆😆

あと彼は自分自身の演技力だけじゃなく、子供たちの扱いがホントに上手くて、イーサン・ホークに遊び相手になってもらってるシーンでは子役のみんなが本気の笑い声をあげていて、それが何気にこの作品をより魅力的にしていると思います☺️そういう意味では、イーサン・ホークは本作の影の立役者ですね~👍

実は映画を見る前は、日本語吹替版が同時公開されていることに不思議な違和感みたいなものを感じていましたが、あの毒舌&コミカルな魅力全開のカトリーヌ・ドヌーヴを宮本信子が担当するなら吹替版も見てみたいと思ったし、よくよく吹替キャストを見ると、ファビエンヌの孫シャルロット役は、あの『万引き家族』で素晴らしい演技を見せてくれたゆり(じゅり)役の女の子じゃないですか‼️・・というわけで、2回目は吹替版をセレクトしたいと思っています‼️
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