CORO3

GODZILLA 星を喰う者のCORO3のネタバレレビュー・内容・結末

GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場で鑑賞。
いよいよアニゴジ3部作のラスト。
そして既報の通り、最後の敵はやっぱりギドラ!
2部のメカゴジラで肩透かし食らったけど、今回はどうか?

ユウコを救うことを選び、ビルサルドを裏切ったことで、ゴジラ・アースをあと一歩で倒せず、ユウコも救えなかったハルオは、敗北感からゴジラ討伐をあきらめようとしていた。

メトフィエスは、生還したハルオを奇跡として、エクシフの信仰をとき信者を増やしていく。
1作目から怪しさ満点だったメトフィエス、やっぱりはじめから何かたくらんでたのね。

そして、メトフィエスたちエクシフは、終焉の神、ギドラを召還してゴジラ・アースを倒し、そして地球も終焉を迎えさせようとしていた!

特異点が出てくるのだけど、『インターステラー』で観たのと同じビジュアルなのでインパクトが薄い。そしてギドラ登場時のアラトラム号のブリッジの会話に既視感。エヴァっぽくてなんだか…

そしてギドラvsゴジラ・アース!
どんな戦いをするんだ?と思っていたら、噛みつくだけ…
別次元からの攻撃なので、ゴジラ・アースは、ギドラを捕らえられない。
生き残りの博士の解説とテンションがこれまたエヴァっぽくて萎える…

結局、メトフィエスがギドラの目となりゴジラ・アースへの攻撃を補助しており、ハルオがそれを阻止するという流れがメイン。

ここでもハルオは、ゴジラ・アースを倒さず、メトフィエスの目を潰してギドラを同じ次元に引きずりだして、蹴散らして終了。

えー。これで終わり?
物足りないにもほどがあるぞ。
ハードSFとしては分からなくないが。

そして、博士がナノメタルの再起動に成功してしまうことで、メトフィエスの言葉を思い出したハルオは、植物状態のユウコを修復されたヴァルチャーに一緒に乗せて、ゴジラに特攻して自爆し、最後のナノメタルを消滅させる。

この辺のバッドエンドというか、鬱エンドというかこれもエヴァっぽい。

まったく面白くないわけじゃないけど、ゴジラとして見ると、題材としてゴジラである必要性が感じられないなぁ。

第1部が一番ワクワクして、どんどん尻すぼみ、というか展開が会話ばかりになったのが原因か。

とはいえ、このようなチャレンジで3部作ができたことは、ゴジラコンテンツの未来が続くことを想像させる。

2018-081
CORO3

CORO3