KANA

エリック・クラプトン~12小節の人生~のKANAのレビュー・感想・評価

3.7

クイーンには疎い私でしたが、クラプトンは昔から積極的に聴いていて大好きなので迷わず映画館へ。

いろんなエピソード、知ってはいたけどこうやって実際の記録映像で見るととーっても感慨深かった!

ヘロイン&アルコール依存の辺りは本人と一緒にラリってる感覚で(?)ちょっと中だるみを感じたものの、(ジョージ・ハリソンの妻)パティへの気持ち悪いくらいの執着のくだりは興味津々だったし、息子コナーが登場した辺りからTears in Heavenへのシークエンスでは目頭が熱くなって、、。
闇は想像以上に深かった。
これを観るとよくぞ生き延びてくれてる!!って心底思う。

もちろん、純粋にギターの才能にはうっとり。
ブルースにジャズとロックをブレンド。
インタヴュアーに、その攻撃的な思いをギターにぶつけて演奏してみてと言われて、即興で弦をかき鳴らす若き姿といい、エッジーな音といい、もうめちゃくちゃクール!🎸

また、数々の大物ミュージシャンとの繋がりも知ることができて改めてスゴイなぁと。

ボヘミアン〜と違って音楽を体感するというより人物エリック・クラプトンのウンチクを身につける作品っていうか…
だから興味のない人にはアーカイブ映像を繋ぎ合わせただけのつまらない作品かな?

貴重過ぎるフィルムのオンパレードなのでファンは必見です。
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