自分が見ている相手の顔。
でもふと感じる「この人は他の人といる時には違う顔を見せるんだろうなぁ」という感覚。
んで、それがやっぱり本当にそうだった時の分かっていたし騙されていたわけでもないのにほんの少しだけ感じる違和感というか寂しさ。
恋愛だけじゃなく同性の友達でもこういう事ってあると思う。
この映画を見て1番最初にそのなんとも名付けようのない感覚を思い出した。
それは嫉妬でもなく、相手の好意が自分に向いていないからとかでもなく、自分が相手のその顔を引き出せない事のもどかしさ。
相手に対しての憎悪ではなく自分の不甲斐なさ。
他のレビューでも何度か書いた気がするけど、こういう言語化出来ない部分を突いてくれる映画を見た時こそ映画を見て良かったと本当に思える。
