やっぱり、予想してた通りとても良かったんで、
なんかホッとひと安心といったトコロです。
前作の「パンとバスと2度目のハツコイ」がかなり気に入ってたんで、
ずっと公開を楽しみにしていて、
ポスターのヴィジュアルも雰囲気があって良さそうな感じがしてたし、
期待度の高い作品だったので、公開間もなくで映画館で観てきました。
で、やっぱ観て良かったなぁと思えましたね。
今泉監督のタッチは自分にとって、とても相性が良くて、肌に合うなぁと思ったし、
今作も会話のテンポ感や、台詞の選び方、
シーンの中の間の取り方が抜群に良くて、
とても気持ち良く、楽しみながら観てくことが出来たし、
さもその場に居るような感覚で観ることが出来ましたね。
今の自分の既婚者で、妻子持ちという立場で見ると、
なんかわりと、どーんと構えて余裕を持って見ることが出来たけど、
今実際、この作品で描かれているような、恋愛の渦中に居る人から見ると、
身につまされるような思いがあったんじゃないかなぁ。
自分が行った劇場にも、何組かカップルが居たけど、
この作品のチョイスは、場合によってはデンジャラスだったのかも。
で、その彼と彼女は、観終わってから、どんな会話をするのかなぁと、
そういうトコにも興味が湧くような、
そんな、よくありそうな「愛」についての映画でした。
なので、色んな人の「愛がなんだ」かについて、感想が聞きたくなるような感じですね。
キャスト陣もとても良かったです。
最近良く出演作を見ている成田凌は、
そのダメ男っぷりが板に付いてるかのようでしたが、
自分からすると全然、共感出来ない役柄だったんで、
ずーっと「コイツ、馬鹿だなぁ」と思いながら見てました。
反対に、岸井ゆきのの方に共感する部分が多かったんで、
自分の過去の恋愛は、わりとこっち側だったなぁと思い返しつつ。
で、彼女が演じた、テルコがとても愛らしかったんで、
今泉監督と女性好みが似てるのかなぁとも感じたりもしましたね。
前作のパンバスで見出した深川麻衣は、また違った役柄で新鮮だったし、
もう少し今泉作品での彼女を見ていたいという気もします。
後、やっぱり触れておかなきゃなのが、江口のりこ。
もう、多分、かなり難しく、ハードルの高過ぎな役だったと思うんですけど、
よくやったなぁと、そこは拍手を送りたい気分になりましたね。
と、色々含めて、もうちょっと吟味したいなぁと思ったので、
ソフト化したら、もう一度観ることになりそうですね。
5月1日:追記
鑑賞から1週間が経って、多くの方のレビューを読ませて頂いたり、
今泉監督の興味深い話などをTwitterで拝見したりしたので、
コメント欄に追記を載せました。