ひろぽん

モンスターハンターのひろぽんのレビュー・感想・評価

モンスターハンター(2019年製作の映画)
1.7
特殊部隊を率いる軍人のアルテミスは、砂漠で砂嵐に飲み込まれてしまう。彼らは近代兵器の通じない巨大なモンスターが生息する異世界で意識を取り戻す。常識が通じないモンスターを前に、アルテミスたちは元の世界に戻るための戦いに身を投じる。強力なモンスターを倒し、元の世界に戻ることはできるのかという物語。


モンハンのゲームは『2nd G』『3rd』『クロス』『ライズ』くらいしかプレイしたことないが、みんなで持ち寄って遊ぶくらい思い入れのある作品。

『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』とモンハンがコラボして、スネークが銃火器でモンスターを討伐するミッションを思い出した。

異世界転移系で現実世界の特殊部隊の軍人が突如発生した砂嵐により異世界へ迷い込み激闘を広げていく話だが、ストーリーはあって無いようなもので薄っぺらい。

異世界にいるハンターとアルテミスが手を組み巨大なモンスターを討伐していくが…

メインで登場する大型モンスターはディアブロス亜種、ネルスキュラ、リオレウスの3体のみ。

モンスターのCG映像は迫力がありとても綺麗で細部まで再現されていて良かった。

大型モンスターの狩猟シーンよりも、アルテミスが異世界のハンターたちと格闘している時間の方が長い。大型モンスターも少ないし、モンスターの弱点属性を無視した武器選びもナンセンス。火属性のリオレウスに対して火属性の武器で戦うという暴挙。

ポール・W・S・アンダーソン監督はモンハンが大好きだと言ってるらしいが、本当にプレイしたことがあるのか疑問が湧くクオリティ。

でも、武器製作や双剣の鬼人化、肉焼きのシーンの再現は素晴らしかった。こんがり肉が上手に美味しそうに焼けてて驚いた。

最後までアルテミスとハンターの言葉が通じない問題で意思疎通がイマイチ図れてなくてぎこちなかった。

ミラ・ジョヴォヴィッチの強い女性というキャラが一際輝いていたので良かったと思う。

狩人たちの気持ちを高める『英雄の証』が一切流れないことが何よりも残念だった。

ストーリーはそんなに面白くない。モンスターを討伐するワクワク感もあまりなかった。
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