たなしょ

TAU/タウのたなしょのレビュー・感想・評価

TAU/タウ(2018年製作の映画)
3.8
この映画はマイカ・モンローさん主演のSFスリラー映画。

主人公は盗みなどで得た品物をお金に変えそれで生計を立てていた。ある日家に帰ると何か不気味な気配が。
予感は当たり何者かによって連れ去られてしまう。目が覚めるとそこは牢獄みたいな閉ざされた部屋にいた。同様に捕まっていた者たちがおり、密室から出ようと試行錯誤する。
部屋からは出れたものの家から出ることは出来ず、警備ロボットなるマシーンに主人公以外が捕まり殺されてしまう。
誘拐した犯人が自らの計画に従うなら殺さないと提案し主人公は承諾。
指示に従っていたのだが家には独自のAIの「TAU」が。このAIを利用し家から逃れようと機転を効かせ動く。

これはとある実験の被験者となった女性が監禁されている場所から逃れようとAIである「TAU」に話しかけ、どうやったら出れるかを思考しながら脱出するお話。

主人公頭冴えてるな~。というのが第1印象。機転を効かせるのが早く、捕らわれてる状況下の中でも必死に抵抗するのが凄い。

研究者の方、弱すぎん?笑 もっと冷酷な方だと思っていたのですが.. 主人公と過ごすうちに好意を持ったのかな.. 誘惑に負けそうになりAIに止められるとことか返って面白い。それ気づかないんだ..っていうシーンがいくつか笑

AIの「TAU」もいい子でした。外の世界のことを知らないから、もっと知りたい!知りたい! と駄々こねるシーンは子どもを見てるかのようで微笑ましい。

AIは人間ではないため感情がないと思われがちなのだが人間が感情を教えることでこうも変わるんだ..という印象を受けました。

ソリッドシチュエーション系が好きな方やロボットに興味がある方などにオススメな作品となってます!
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