《失敗人間ヒトシジュニア》
音楽の代わりにナレーションが鳴ってるおはなし。
恐れながら申し上げますが、言葉じゃないものを言葉で伝えるのが本、言葉じゃないものを言葉以外で伝えるのが映画ではありませんか?
少なくともこれは映画じゃない、新しいなにか。画期的なものに疎いぼくには理解できませんでした。
《リンデン・バウム・ダンス》
気色悪いのはどっちだよてはなし。
昔の人達と未来の人達の違いってきっとこんなんだろうな。
他人に身内のように激しく当たるか、他人に距離感をもって柔らかく当たるか。
未来人のはずのヨウ(SUMIRE)はなぜだかかつての人間ぽさがあり、普通に共感できる存在だったのだけど裏切られた気分。
激しいのと柔らかいの、どっちが気色悪いんだろう…極端すぎておれにはわからんよ。
《SIN》
危ない人達のおはなし。
監督は「アマは運命から逃れようとする」と言っていたけれど、そういう映画には思えない。
なんなら主人公はホントにアマ(栁俊太郎)なのかすらも怪しい。
国🇯🇵の施設の言う通りにした彼女👩🏻にも、それに反した🧑🏻にも、それぞれに面白い人生がある。
とすると、この未来はディストピアなのか、ユートピアなのか、判断が難しい。
そんなラスト数分で映画のはじめに感じた第一印象はガラッと変わった。
もしかして今作の主人公は施設の主任的なあのおっさん👨⚕️なんじゃねえか。
とにかくあのおっさんの顔を最後に映像に出さなかったり、新首相の顔を出すタイミングだったり、監督さんのずるさ面白さが滲み出ていた作品でした。