reif

海獣の子供のreifのレビュー・感想・評価

海獣の子供(2018年製作の映画)
1.5
17 時に仕事を上がってヨロヨロ帰宅すると、毎日、宇多丸のアトロクがかかっている(TBS ラジオ)。先週金曜日のムービーウォッチメンがこれでした。宇多丸の映画レビューに限らず公に出ているものは一切入れないネタバレ潔癖症だから、普段は音消す。これはアニメで「絶対観ない」と安んじて聞いていたら世間で「難解」と評判だそうで、そういう挑戦は受けて立とう(めんどくさい奴)。結果、「行かなきゃよかった」と宇多丸への無鉄砲な恨みが積まれた。二時間返せよ。

夏休みが始まって終わるお話です。そんだけ。夏休みが楽しみだったことも楽しかったこともないからな(それはお前の事情だ)。海洋生物が「ペット化」しないのはよいです(アニメでありがちな)。海中シーンの映像がおそらく最大の魅力で、スキューバダイビングなど一度でもしたことがあれば体感が違うだろう。ないの。研究チームの大人たちが危ない宗教に加入している。それらしい台詞がことごとく薄っぺらい。壮大な物語を語りたい気持ちはわかる。君たちが言いたいのは「一元論」というものだ、もっと勉強しよう。大切なことは言葉にならない、目に見えない、うんそうだね。というわけでヒットチャート独走中の米津玄師のテーマ曲もがっかりだった。けっこう楽しみにしてたのよ。日常に着地するところが本当に許せず「ファーーック©︎松岡茉優」と叫びながら映画館を出た(脚色しています)。そもそもアニメがダメなのは、声優界でスタンダードな発声法が耐えられない。あんな喋り方するのアニメの中だけだよ。わかってる?

アニメはつまらないな。日本がつまらないのかも。人間が小粒で悲しくなる。収穫は「蒼井優がお母さんする年になってるのか」だけでした。ご結婚おめでとうございます
reif

reif